公務員試験合格のためのコツとポイント
こんにちは、キュー太です。
前回の記事で、公務員試験は「独学」で突破することが可能だとお伝えしました。
今回は独学で合格するためのコツとポイントをお伝えします!
「令和3年度の公務員試験を受けようと思ったけど、もう手遅れかも…」と思った方、まだ間に合います!
特に、短大・専門学校卒業レベル又は高校卒業レベルの区分を受験する方は、試験日が9月半ばなのでチャンスです!!
【ポイント】
・知識を試す問題(国語・地理など学校で教わる科目)については後回しにすること
・知能を試す問題(数的推理・判断推理・資料解釈)を優先し反復すること
この2点がとても大事なポイントです。
なぜかというと、国語や地理などは最低限、「学校教育」で学んでいて始めてチャレンジするものではないからです。
一方で、数的推理や判断推理はそもそも「推理」という言葉がついていますが、どんな問題なのか全くイメージがつかないと思います。
たとえばあなたが試験を受けるときに
国語の試験とアラビア語の試験を両方受けなければいけないとしたら、どちらの勉強を先にしないといけないと思いますか?
国語は苦手だったとしても、学校で習いましたよね。
でもアラビア語はどうですか?
まず、アラビア語を見たことすらないのではありませんか?
実際私もアラビア語全くわかりません笑
全く知らないことこそ先に勉強し対策しないと、当日の試験で高得点をとれないのです。
それで先ほどお伝えしたポイント
・知識を試す問題(国語・地理など学校で教わる科目)については後回しにすること
・知能を試す問題(数的推理・判断推理・資料解釈)を優先し反復すること
がとても重要になってきます。
では、次に知能を試す問題「数的推理、判断推理・資料解釈」とはいったいどんな問題なのか、そして理解するコツはあるのかをお伝えしていきます。
【数的推理・判断推理・資料解釈とは何か】
1:数的推理
簡単に言うと、数学の問題です。
難易度は中学生~高校1年生レベル。
・関数や方程式、確率
・図形、面積体積
・約数、倍数、整数
2:判断推理
論理的に考える力が試される問題です。
・論理、暗号、推理、試合、真偽
・「順序関係、位置関係、対応関係
・立体図形などの空間把握
(サイコロの展開図など)
3:資料解釈
表やグラフから何が読み取れるかを判断
する問題です。
なんだか難しそうだし、すでに意味が分からない……と思いますよね。
私も初めはそう思いました!
私は理系か文系かでいうと、理系でしたので割と数学的な問題が出る数的推理は得意だったのですが、判断推理や資料解釈が苦手でした。
判断推理って、いわばパズルとか脳トレ問題なんです。
あなたもテレビなどでクイズ番組を見たことが一度はあると思います。
テレビでクイズを出題された時に、パッとひらめくことができる方は判断推理が得意だと思います。
クイズが苦手…という方も大丈夫!
なぜなら私もクイズ見ててひらめくことができないからです笑
でも公務員試験(消防吏員)は独学で一発で合格しました!
ちなみに資料解釈ですが、これは文系の方のほうが得意かもしません。
私は特にグラフとか表の問題が嫌いで、なかなか得点を取ることが難しかったです。
ちなみにですが、東京消防庁では試験問題45問のうち約3割が知能分野です。
大卒、専門短大卒、高卒の試験区分で合格に必要な点数は異なりますが、どの区分でも31問正解すれば、基本的に合格です。
45問のうち31問だと正答率68.8%となります。
ただし、「確実な合格ラインはどこか」と言われると、倍率などによっても異なりますが、35問正解(77.7%)すれば筆記としてはまず落ちることはないでしょう。
一次試験は筆記試験と論作文試験があるため、論作文の出来があまりにお粗末(文字数が足りない、誤字脱字が多すぎる、内容が意味不明など)であれば不合格となりますので、その点は誤解なきよう覚えておいてください。
「論作文試験」対策も独学で十分です。
論作文については別の記事でご紹介します。
筆記試験の話に戻りますが、目指すラインは45問中35問正解です!
※あくまで目指すだけであり、これ以下でも合格は可能であるため諦めないでください。25問正解(正答率55.5%)でも合格した友人がいます笑
高校までの勉強がそこそこだったとしても、知能分野(数的推理など)を頑張れば合格することは可能です。
むしろ知識分野は範囲が広すぎて(国語、地理歴史…etc)勉強しようにもどこをどう対策すればよいのか悩むと思います。
ちなみに私の体験談ですが、公務員試験の時に勉強したのは知能分野が8割、知識分野は2割で、知識分野は書店で薄い参考書を買って学校で習ったことを最低限思い出す、いわば復習のみにしました。
知識分野については優先度が低いのですが、後日記事にしてお伝えしたいと思います。
さて、ここまで知能分野(数的推理・判断推理・資料解釈)がいかに大切かお伝えしてきましたが、最後にコツについて書きますね。
コツは
「1つの問題集をひたすら繰り返す」です!
書店に行くと問題集やら参考書やら裏技本までたくさんの本があります。
実際どれが良いのかわからないのではないでしょうか?
私も同じで、似たような問題集をいくつか買って、結局あとから使いづらくてやらなかったものもあります。(お金がもったいなかったです…後悔…)
1つの問題集では不安という方もいると思います。
その気持ちわかります!当然だと思います。
でもあえて、私は1冊を徹底的にやることを強くオススメします。
3冊も4冊も買ってそれぞれ1周ずつやるよりも、1冊を3周4周と繰り返すほうが圧倒的に力になります。
もちろん、1冊を4周くらいやって、さらに物足りない方は新しいものにチャレンジして構いませんし、得点アップに良いことだと思います。
でも、そうでない方、これから勉強を始める方については、まず1冊を徹底的にやりましょう。
最低でも3周、確実に行くなら4周はしたいです。
具体的にお伝えすると
1周目:まず解いてみる(できなかったらすぐ答え見てOK)
2周目:解いてみる(この段階で多少解ける問題もあります。解けない時は答え見る)
※解けない問題にチェック☑をつけておく!!
3周目:解く
※解けない問題に再度チェック☑をつける!!
4週目:解けなかった問題(チェックがついている問題)のみ解く
👆このような感じです。
ちなみに問題集に200問あるとすると、1周目は当然200問です。
2周目は170問くらい(1周目で自力で30問は解けた場合)かもしれません。
3周目になると100問とかそれ以下になります。
4週目になると30問くらいだと思います。(4週目不要の方もいるかもしれません。)
周を追うごとに解く問題数が減る形ですね。
大切なのは「反復」、そして問題に対する「理解」です。
1周目にすぐ答えを見るべきなのは「理解」するためです。
知能分野は学校で習ってきたものではないので、理解しないと解けません。
そのため、答えの解説を読んでしまって「あーなるほど!」と理解することがとても重要になります。
2周目は理解した上で解くということになりますので、断然解ける数が増えます。
ただ、それでもやっぱり解けない問題も出てきます、
それで3周目にもう一度解いてみる。
最後の追い込みとして、4週目!
ここは2周目と3周目でチェック☑をつけた場所、すなわち1周2周3周とやってもなお、間違えた場所(自分の弱点、苦手箇所ということです。)を、確実に解けるようになるために行います。
これで問題集をあえて1冊に絞る理由が理解していただけたのではないでしょうか?
もし3冊も4冊もあったら、それぞれ3周4週とできますか?
時間的にも気持ち的にもかなり難しいと思います。。
そして3、4冊を1周ずつしても(問題数的にはトータル800問とか解いたとしても)、1冊(200問)を確実に解けるようになった方に劣るでしょう。
なぜなら、800問を1度(1周)しかしていないからです。
1周しかしていないのにその問題をマスターした、2度と間違えないなんてことはあり得ません。
それで、ぜひ厳選した1冊をマスターしましょう!
※1冊をマスター(4周くらい)して物足りない方は、その時点で新しい問題集を購入してチャレンジしましょう。最初に何冊も購入するのは私のように問題集をやらずに無駄にする(お金をドブに捨てる)可能性が高いためオススメしません。
では、どの問題集にするのか……
これがとっても重要ですよね。
たくさんある問題集や参考書から私が厳選したものを、タイプ別に分けて別の記事でお伝えしますね!