消防士 論作文対策について
こんにちは、キュー太です!
今日は論作文試験を突破するポイントを大公開しちゃいます!!
高卒の方は作文、短大や大学卒は小論文というパターンが多いです。(短大卒も作文の場合はあり)
「起承転結」というのはご存知の方が多いと思います。
ですが、消防吏員の試験にあってはNG!!
起承転結で書いたら確実に不合格になるというわけではありませんが、構成が難しくなったり文字数制限により作成するのが大変です。
なにより、「試験官の採点基準」的に評価が低いからです。
では、どのように書くのか…
それは、「序・破・急」です!
聞いたことがない方も多いと思います、私も初めて聞いた時に、何それ?と思いました笑
起承転結は4部構成なのに対して、序破急は3部構成ということですが、大きく違うのは転回があるかないかです。
起承転結の場合、転回の部分で本論とは異なることを述べたり、話を発展させ深めたりといったことがあります。
転回でうまく深めることができれば起承転結の書き方でも良いものとなります。
ですが!
消防吏員採用試験には当然ながら決められた文字数(枚数)制限があります。
多くは800字で「〇〇について述べよ」などの問題が出ます。
800字では起承転結で書こうとすると、はっきり言って文字数が足りなすぎて書ききれないため内容が薄くなります。
だから試験官からの評価が低くなる。
本来なら転回の部分で内容を深めたり発展させるべきところをできないわけですから、評価が低くて当たり前です。
であれば、最初から転回を入れない構成にすれば良いと思いませんか?
つまり、起承転結より序破急のほうがシンプルで文字数にも余裕があり、まとめやすいということになります。
大切なことなので、もう一度言います!
消防士になりたければ、論作文は序破急で書きましょう!!
参考まで消防士の昇任試験(階級を上げる試験)でも同じことが言えますが、こちらはまた別の記事で書きます。
さて、では序破急とは具体的にどんな書き方なのかというのが皆さん疑問に思っていると思います。
別の言い方をすると、序論、本論、結論ということになりますが、具体例を出して解説します。
例えば
『あなたが本市の消防吏員に採用された場合、どのように市民サービスを行うか800字で書きなさい』
こんな問題が出たとします。
今問題を解くあなたは消防吏員ではありません。
消防吏員じゃないので画期的で具体的な方策を答えることなどできるわけがありません。
つまりここで聞きたいのはあなたの意志ややる気なのです。
そして市民サービスと言われてもピンとこないかもしれません。
市民サービスとは、市民のために役立つこと全般をいいます。
例えば、消防吏員が訓練を行うのは災害現場でスムーズな活動を行うため、言うなれば市民のためになります。
他にも、救命講習を行うこともそうですし、火災予防を広報することもそう言えます。
ところで、ここでいきなり、私が消防士になったら〇〇をしますなどといきなり書き始めるのはNGです。
↑これは結論ですよね
問題文をよく読みましょう。
『あなたが本市の消防吏員に採用された場合、どのように市民サービスを行うか800字で書きなさい』
消防士になったらどんな市民サービスを行うかを聞かれています。
ワードとして、市民サービスがポイントなのは誰もが分かると思います。
ここで市民サービスというワードを広げてみます。
市民サービスをするのは誰?→消防吏員
消防吏員って何?→地方公務員
地方公務員って何?→全体の奉仕者
消防の任務は?→市民の生命、身体、財産を災害から守ること
序の部分では、問題文のキーワードを広げて書き始めるイメージです。
色々な観点から書けますが、例えばこんな形です。
地方公務員は全体の奉仕者として市民の暮らしがより良いものとなるよう努めるべきである。なかでも消防吏員は災害から市民の生命身体財産を守る任務があり特別な存在である。消防吏員としてどのように市民サービスを行うことができるか私の考えを述べたい。
こんな感じです。
問題文であげられている、どんな市民サービスを行うか?
という問いに対して、序の部分では、消防吏員(公務員)が市民サービスを行うべきなんだよ、という流れを作るわけです。(問題文のキーワードについて書いただけでとても簡単)
1 公務員は市民の暮らしをよくすべき
2 消防吏員は市民の生命身体財産を守るべき
3 これを踏まえ私の考えを述べる
こんな流れです。
では具体的に何をしたら市民サービスに繋がるでしょうか?
まず日本という国で考えた時に、少子高齢化は紛れもない事実であり救急要請増加があります。火災面では古い木材住宅はあるものの昔に比べると数は少ないですが、自然災害が増加傾向にあります。
こうしたことを全く知らなかったとしても、あなたが受験する〇〇市に限ったことをピックアップしてみると(ネット検索もあり)、大きな火事や災害について知ることができます。
例えばあなたが受験するのが山間部であれば土砂災害などはニュースで流れていませんでしたか?
都市部であればまず間違いなく救急要請の増加は鉄板です。
こうした〇〇市に当てはまるネタを「破」として書きますが、そこに問題で問われたどんな市民サービスをするか答えを2つ書きたいです。(1つは少ない、3つは文字数が足りなくなるおそれがあるのでNG)
例えばこんな形です。
〇〇市では□年前にこれまで体験したことのないような大火があり、何日も火が消えず連日ニュースで報道がされていた。
この火事の原因は△とのことで、正しい知識や火の取扱いがあれば防げたようである。
災害から市民を守る使命がある消防吏員としてすべきことはたくさんあるが、私は特に2つのことが必要と考える。
一つ目は、市民と同じ目線でわかりやすい言葉で火災予防について広報することである。
災害はいつ起こるか分からないものであるが、正しい知識があれば避けられるものもあるため火災予防の広報は非常に重要である。
消防署のホームページでは様々な情報が分かりやすく掲載されているが、年配の方々はインターネットを活用する機会が多くない。
そこで町内会の行事や年配の方が集まるイベントに参加し、短い時間でも繰り返し広報を続けることで、誰もが火災予防について理解しやすくなると考える。
さらに若い世代への広報としては、ユーチューブやツイッターなどのSNSを有効に使うこともできる。
こうした、年代に合った広報の仕方を考え工夫していくことで火災予防の広報を行う。
2つ目は…
こんな感じで2つ目も書くわけです。
これで破の部分は終了です。
最後に急、結論の部分です。
ここでは、破の部分で述べた2つの解決策を踏まえ、具体的に自分がどう行動していくかをまとめて書きます。
例えば
以上の2つの方法により市民サービスを行うことができると考える。
そのために、私は〇〇や△△を行うなど自己研鑽に励み、市民にとって身近で頼られる存在になりたい。
こんな流れです。
まとめると
序 問題文のキーワードから広げる
破 問題となっている背景や事柄について書き、解決策を2つ書く
急 解決策をふまえ自分がそのためにどんなことをしていくか抱負を書く
字数としては、序100〜150、破500〜600、急100程度です。
800字制限の場合、770字くらいは埋めたいところです。できれば790字とかピッタリになるよう表現や言い回しを変えたりしてください。
改行などもありますが、最後の何も書いてない行が5行も6行もあると、パッと論作文を見た時の印象が文字数少ないとなるためマイナス点です。
そして結論はダラダラ長く書くのではなく、端的に〇〇をやっていく!やっていきたい!など、やる気と意欲を表現してください。
消防吏員になったらどうするか?どうしたいか?
と聞かれるのは面接でも当たり前ですが、ここで消防士としてバリバリ現場で活躍したいとか、救急隊になってたくさんの命を救いたいとかは誰もが言うことです。
試験官が聞きたいのは、漠然と〇〇したいではなく、『そのためにあなたが何をするのか?(もしくは何をしてきたのか)』です!
論作文では序破急の破で解決策、つまり〇〇が必要などと書きます。
ですから最後の急で、そのために私は△△をしていく!
といった、あなたが何をするのか書かないといけません。
質問はコメント欄で受付ますので気軽にどうぞ!
なお、論作文対策について本を購入する必要はありません。
私は本は買ってませんし、市販で売っている小論文対策は公務員用のものであっても、消防吏員用ではありません。
試験の採点をするのは消防吏員であり、市販の論文対策本や面接対策本が必ず有効とは言えないため、現時点特にオススメはしません。
別の記事で面接対策も書く予定です。
公務員試験、厳選参考書!
こんにちは、キュー太です。
以前の記事で、公務員試験を独学で合格することは可能だとお伝えしました。
今日は「独学」でお金を必要最小限にかけ、最大限の効果を出せるような問題集をお知らせしたいと思います。
以前の記事でお伝えしたとおり独学合格のポイントとコツとして、まずは一冊の問題集、それも「数的推理・判断推理・資料解釈」に特化したものを選び、徹底的に反復することです。
最低4周し、確実に解き方を頭に入れるため、あえて問題集を一冊に絞ることが必要です。
それを踏まえた上でさっそくいきましょう!
結論から言うと、大卒高卒の区分に関係なく
問題集はこれ一択!
「新スーパー過去問ゼミ6」
分野が分かれてますので、これの数的推理と判断推理だけは絶対に購入することを強く強くオススメします!!
新スーパー過去問ゼミ6の良いところは、次のとおりです。
① 令和2年度までの直近3年間の問題が多く載っている
② 過去の試験から出題頻度が分析されていて重要度を示すレベル分け(ABC)がされている
③ いわゆる教科書と問題集がセットになった一冊であり、理解しやすい
公務員試験の参考書や問題集はとにかく沢山ありますよね。
・いわゆる教科書のような解説本
・教科書機能もあり問題集としても使える両立本
・問題だけに特化した純粋な問題集
ただでさえ色んな会社が本を出しているのに、それに加えて教科書、参考書、問題集、裏技本などを買おうとすると、お金が足りません!
そして買ったは良いが、最後まで見たりやる時間がない!
という無駄を生み出します。
さらに「全然進んでない…」とか「まだこんなに残ってる…」などと考えてしまいヤル気を削ぐことにつながるでしょう。
書店に行くとどうしても目移りしますし、どの本も良さそうに見えてしまいます。
本を販売する会社が沢山の工夫を凝らしているわけですから当然のことです。
書店に行って買う方もネットで買う方も、失敗はしたくないのが共通だと思いますので、目移りしたとしても
「新スーパー過去問ゼミ6」
これを信じて、これ一択にしましょう!
独学で合格した私ですが、当時は目移りし放題で色んな参考書や問題集、公務員試験裏技大全(赤本、青本)などを買い漁りました。
しかし、最終的に勉強したのは新スーパー過去問ゼミでしたので、間違いないです!
(買っただけでチラ見してやらなかった本達には申し訳なかったですね…)
ちなみにフリマサイトなどで新スーパー過去問ゼミ5などが安く売ってることがありますが、そこはケチらない方が良いです。
数ある本の中から厳選したわけですから、最新の物を購入しましょう!
ここで以前の記事をご覧いただいていない方に「注意事項」です!!
公務員試験独学合格は「優先順位」が何より重要です。
やるべきなのは数的推理、判断推理、文章理解資料解釈、この3つです。
その他の学校で習う、国語やら社会やらは一旦忘れてください!
つまり「新スーパー過去問ゼミ6」で、以下は買わなくて良いです。
人文科学(いわゆる地理歴史)
社会科学(政治経済)
自然科学(数学物理化学)
文章理解資料解釈については出来れば買った方が良いですが、買わなくても合格できます!
絶対に外せないのは、数的推理と判断推理です。
よってこの2冊だけは何が何でも購入しましょう。(冒頭で問題集を1冊に絞ると書きましたが分野毎に1冊という意味です。分野は沢山ありますが人文科学などは不要なので、結果として2冊になります。)
逆を言えば、ホントに時間が無い方はこの2つだけやれば十分です。
時間に余裕がある方は文章理解資料解釈を含めた3つをやりましょう。
まとめ
数ある公務員試験対策本から選ぶなら「新スーパー過去問ゼミ6」一択
新スーの分野で買うのは、数的推理、判断推理
後日、一次試験(論作文試験)対策について記載します☆
消防吏員採用試験合格後の流れと事前準備
こんにちは、キュー太です。
消防士になるには、地方公務員採用試験を受験し合格する必要があることは、以前の記事をご覧いただき、ご存じだと思います。
晴れて試験を突破し、「採用されることが決まった」あとはどのような流れになるのか、今日は説明したいと思います。
まず、自宅に合格通知が届きます。
そして、採用に伴い必要書類の提出が必要となるため、その準備をしなければなりません。
たとえば、学校の卒業証明書や、資格証明書、住民票、家族構成や緊急連絡先などの書類です。
ここで大変なので、資格の証明書です。
何年も前に取得した英検の資格とかは、合格証書が家のどこにあるかわからないなどハプニングが起きやすいので、再発行も含め時間がかかることがあります。
それで早めに探したり、再発行手続きを取ることをオススメします。
そのほか、私の時は保証人2人が求められました。「しかも働いている人で」です。
一人は実親(父親)で良かったのですが、もう一人となると祖父母は働いていなかったため、私の叔父に依頼することにしました。
賃貸住宅を借りるときのように「保証会社を使う」ことなどは当然できませんので、親族間が疎遠の場合などは少し苦労するかもしれません。
ただし、「保証人が2人いないと合格取消になる」などとは言われませんでしたし、そうした情報もありませんのでご安心ください。
合格後、原則的に2人の保証人を求められますが、そもそも親族がいないなどのやむを得ない理由があれば、採用担当者が調整してくれることがありますので、相談してみてください。
必要書類なども全て提出した後は、基本的には翌年の4月1日から消防学校へ入校となりますので、その準備をしておくこととなります。
具体的にどんな準備をしたら良いのか、私の反省も含めお話しします。
ちなみに私は合格後、とくに体力練成をしたり、消防に関することを勉強したりはせず、仕事をしながらただ4月を待っていただけでした…苦笑
【事前にやっておけば良かったこと】
① 礼儀作法の勉強と実践
② 体力トレーニング
③ 規則正しい生活
この3つです!
以下に理由を書いていきます。
① 礼儀作法の勉強と実践
消防士は寮生活を6か月行いますが、同じ部屋で生活を共にする仲間が通常4~6人います。
当然、高卒、短大専門卒、大卒、社会人経験ありの方もごちゃ混ぜで部屋割り(班編成)がされます。
育った環境も違えば、年齢も性格もバラバラなので、うかつにフレンドリーに接したりすると、第一印象で生意気な奴とか変な奴とレッテルが張られやすくなります。
レッテルが張られてしまうと、それを取り除くのに時間がかかりますし寝食を共にしているのでかなりやりづらくなります。
それで、仮に相手が同い年や年下だったとしても、しばらくの間は、誰に対しても「敬語」で接する方が間違いなく良いです!!
部活等で厳しく礼儀作法を教わった人とかでなければ、対応を間違えてしまうこともあるため、予め敬語の使い方を勉強したり、敬語を使って生活する練習をしといた方が良いです。
また、学校とは違い「職場」だということを認識しましょう。
消防学校には「教官」、いわゆる学校の先生の役割をする職員がいます。
高校などでは、先生にタメ口を使っていた人ももしかするといるかもしれませんよね。
でも、消防学校は中学校のように義務教育ではありませんし、高校のように自らお金を払って通うものではありません。
「お金をいただいて、通わせていただく」ところです。
もし民間に勤めてあなたがいきなりタメ口を使ったらどうなるか、想像してみてください。
職種にもよりますが、「キミ、もう帰って良いよ、明日から来なくてよいから」とクビ宣告をされる場合もあるでしょう。
(労働基準法違反だからそれは無効だ!と言えば確かにそうなのですが、現実そこに勤め続けることは不可能になるはず。)
繰り返しますが、「お金をいただいて、寮生活をしていく」わけですので、礼儀作法はぜひ身につけておきましょう。
② 体力トレーニング
私の消防学校では、毎朝起床と共に準備体操をしランニング3キロが課されていました。
これは全員の基礎体力を向上させることを目的に課されていたものです。
日中は訓練をしますし、体力検査が定期的にあります。
消防学校で寮生活をしている間(夕方など)に自主トレーニングをして、体力を向上させることはもちろん可能です。
ただ、合格通知をもらってから、寮生活が始まるまで数か月ありますので、この間に予め体力をつけておくに越したことはありません。
以下に例を記載します。
・ランニング(5キロくらいは軽く走れるようになっておく)
・懸垂(最低でも連続10回)
・腕立て(1秒1回のペースで連続30回を3セット、セット間の休憩30秒)
・腹筋(30秒間全速力でやる方法で3セット)
・スクワット(50回を3セット、セット間休憩30秒)
ランニングはすべての基本となります。
消防学校と行う訓練は、防火衣やヘルメット、空気呼吸器を背負った状態が標準装備(ノーマル)です。
そこに、ホースや梯子などを追加で持って活動を行います。
標準装備だけでも10Kg以上軽くありますので、体力と筋肉は大いに越したことはありありません。
消防学校の訓練がどれくらい負荷がかかるか知りたい方は、次の服装をしてみてください。
・スキーやスノボーのウェアを上下に着て、ニット帽を2つ被り、厚手の冬手袋をはく
・10kgの重り(ダンベルや米など)入りのリュックを背負う
・さらに片方の肩に米袋10kgを担ぐ
・その状態で50mダッシュを3回、または階段3階層上り下りダッシュ
ちなみにリュックの重りは空気呼吸器の代用、肩に担ぐ米袋はホース3本の重さの代用です。
どうですか?
結構息が上がりますし、汗かくと思います。
ちなみにホースの重さですが、1本あたり6~8Kgです。(ホースの太さによる)
三連梯子は22Kgほどです。
ぜひ体力トレーニングをやりましょう!
➂ 規則正しい生活
寮生活はかなり規則正しいです。早寝早起き、3食決められた時間に食べる。
運動も勉強も決められた時間に行うことになります。
夜更かしの癖や昼まで寝ている生活をしていると、戻すのが大変ですので、消防学校入校までにある程度基盤を作っておくとよいです。
ちなみに筆記試験や救急資格取得試験がありますので、夕方以降に自主的に試験勉強をすることになります。
それで、できれば1日1時間くらいはなんでも良いので机に向かう習慣をつけておくと後が楽ですよ。
合格したことだけに満足せず、ぜひ寮生活を行うための事前準備も進めてくださいね!
公務員試験合格のためのコツとポイント
こんにちは、キュー太です。
前回の記事で、公務員試験は「独学」で突破することが可能だとお伝えしました。
今回は独学で合格するためのコツとポイントをお伝えします!
「令和3年度の公務員試験を受けようと思ったけど、もう手遅れかも…」と思った方、まだ間に合います!
特に、短大・専門学校卒業レベル又は高校卒業レベルの区分を受験する方は、試験日が9月半ばなのでチャンスです!!
【ポイント】
・知識を試す問題(国語・地理など学校で教わる科目)については後回しにすること
・知能を試す問題(数的推理・判断推理・資料解釈)を優先し反復すること
この2点がとても大事なポイントです。
なぜかというと、国語や地理などは最低限、「学校教育」で学んでいて始めてチャレンジするものではないからです。
一方で、数的推理や判断推理はそもそも「推理」という言葉がついていますが、どんな問題なのか全くイメージがつかないと思います。
たとえばあなたが試験を受けるときに
国語の試験とアラビア語の試験を両方受けなければいけないとしたら、どちらの勉強を先にしないといけないと思いますか?
国語は苦手だったとしても、学校で習いましたよね。
でもアラビア語はどうですか?
まず、アラビア語を見たことすらないのではありませんか?
実際私もアラビア語全くわかりません笑
全く知らないことこそ先に勉強し対策しないと、当日の試験で高得点をとれないのです。
それで先ほどお伝えしたポイント
・知識を試す問題(国語・地理など学校で教わる科目)については後回しにすること
・知能を試す問題(数的推理・判断推理・資料解釈)を優先し反復すること
がとても重要になってきます。
では、次に知能を試す問題「数的推理、判断推理・資料解釈」とはいったいどんな問題なのか、そして理解するコツはあるのかをお伝えしていきます。
【数的推理・判断推理・資料解釈とは何か】
1:数的推理
簡単に言うと、数学の問題です。
難易度は中学生~高校1年生レベル。
・関数や方程式、確率
・図形、面積体積
・約数、倍数、整数
2:判断推理
論理的に考える力が試される問題です。
・論理、暗号、推理、試合、真偽
・「順序関係、位置関係、対応関係
・立体図形などの空間把握
(サイコロの展開図など)
3:資料解釈
表やグラフから何が読み取れるかを判断
する問題です。
なんだか難しそうだし、すでに意味が分からない……と思いますよね。
私も初めはそう思いました!
私は理系か文系かでいうと、理系でしたので割と数学的な問題が出る数的推理は得意だったのですが、判断推理や資料解釈が苦手でした。
判断推理って、いわばパズルとか脳トレ問題なんです。
あなたもテレビなどでクイズ番組を見たことが一度はあると思います。
テレビでクイズを出題された時に、パッとひらめくことができる方は判断推理が得意だと思います。
クイズが苦手…という方も大丈夫!
なぜなら私もクイズ見ててひらめくことができないからです笑
でも公務員試験(消防吏員)は独学で一発で合格しました!
ちなみに資料解釈ですが、これは文系の方のほうが得意かもしません。
私は特にグラフとか表の問題が嫌いで、なかなか得点を取ることが難しかったです。
ちなみにですが、東京消防庁では試験問題45問のうち約3割が知能分野です。
大卒、専門短大卒、高卒の試験区分で合格に必要な点数は異なりますが、どの区分でも31問正解すれば、基本的に合格です。
45問のうち31問だと正答率68.8%となります。
ただし、「確実な合格ラインはどこか」と言われると、倍率などによっても異なりますが、35問正解(77.7%)すれば筆記としてはまず落ちることはないでしょう。
一次試験は筆記試験と論作文試験があるため、論作文の出来があまりにお粗末(文字数が足りない、誤字脱字が多すぎる、内容が意味不明など)であれば不合格となりますので、その点は誤解なきよう覚えておいてください。
「論作文試験」対策も独学で十分です。
論作文については別の記事でご紹介します。
筆記試験の話に戻りますが、目指すラインは45問中35問正解です!
※あくまで目指すだけであり、これ以下でも合格は可能であるため諦めないでください。25問正解(正答率55.5%)でも合格した友人がいます笑
高校までの勉強がそこそこだったとしても、知能分野(数的推理など)を頑張れば合格することは可能です。
むしろ知識分野は範囲が広すぎて(国語、地理歴史…etc)勉強しようにもどこをどう対策すればよいのか悩むと思います。
ちなみに私の体験談ですが、公務員試験の時に勉強したのは知能分野が8割、知識分野は2割で、知識分野は書店で薄い参考書を買って学校で習ったことを最低限思い出す、いわば復習のみにしました。
知識分野については優先度が低いのですが、後日記事にしてお伝えしたいと思います。
さて、ここまで知能分野(数的推理・判断推理・資料解釈)がいかに大切かお伝えしてきましたが、最後にコツについて書きますね。
コツは
「1つの問題集をひたすら繰り返す」です!
書店に行くと問題集やら参考書やら裏技本までたくさんの本があります。
実際どれが良いのかわからないのではないでしょうか?
私も同じで、似たような問題集をいくつか買って、結局あとから使いづらくてやらなかったものもあります。(お金がもったいなかったです…後悔…)
1つの問題集では不安という方もいると思います。
その気持ちわかります!当然だと思います。
でもあえて、私は1冊を徹底的にやることを強くオススメします。
3冊も4冊も買ってそれぞれ1周ずつやるよりも、1冊を3周4周と繰り返すほうが圧倒的に力になります。
もちろん、1冊を4周くらいやって、さらに物足りない方は新しいものにチャレンジして構いませんし、得点アップに良いことだと思います。
でも、そうでない方、これから勉強を始める方については、まず1冊を徹底的にやりましょう。
最低でも3周、確実に行くなら4周はしたいです。
具体的にお伝えすると
1周目:まず解いてみる(できなかったらすぐ答え見てOK)
2周目:解いてみる(この段階で多少解ける問題もあります。解けない時は答え見る)
※解けない問題にチェック☑をつけておく!!
3周目:解く
※解けない問題に再度チェック☑をつける!!
4週目:解けなかった問題(チェックがついている問題)のみ解く
👆このような感じです。
ちなみに問題集に200問あるとすると、1周目は当然200問です。
2周目は170問くらい(1周目で自力で30問は解けた場合)かもしれません。
3周目になると100問とかそれ以下になります。
4週目になると30問くらいだと思います。(4週目不要の方もいるかもしれません。)
周を追うごとに解く問題数が減る形ですね。
大切なのは「反復」、そして問題に対する「理解」です。
1周目にすぐ答えを見るべきなのは「理解」するためです。
知能分野は学校で習ってきたものではないので、理解しないと解けません。
そのため、答えの解説を読んでしまって「あーなるほど!」と理解することがとても重要になります。
2周目は理解した上で解くということになりますので、断然解ける数が増えます。
ただ、それでもやっぱり解けない問題も出てきます、
それで3周目にもう一度解いてみる。
最後の追い込みとして、4週目!
ここは2周目と3周目でチェック☑をつけた場所、すなわち1周2周3周とやってもなお、間違えた場所(自分の弱点、苦手箇所ということです。)を、確実に解けるようになるために行います。
これで問題集をあえて1冊に絞る理由が理解していただけたのではないでしょうか?
もし3冊も4冊もあったら、それぞれ3周4週とできますか?
時間的にも気持ち的にもかなり難しいと思います。。
そして3、4冊を1周ずつしても(問題数的にはトータル800問とか解いたとしても)、1冊(200問)を確実に解けるようになった方に劣るでしょう。
なぜなら、800問を1度(1周)しかしていないからです。
1周しかしていないのにその問題をマスターした、2度と間違えないなんてことはあり得ません。
それで、ぜひ厳選した1冊をマスターしましょう!
※1冊をマスター(4周くらい)して物足りない方は、その時点で新しい問題集を購入してチャレンジしましょう。最初に何冊も購入するのは私のように問題集をやらずに無駄にする(お金をドブに捨てる)可能性が高いためオススメしません。
では、どの問題集にするのか……
これがとっても重要ですよね。
たくさんある問題集や参考書から私が厳選したものを、タイプ別に分けて別の記事でお伝えしますね!
公務員(消防吏員)採用試験について
こんにちは、キュー太です。
GWも終わり、公務員採用試験が近づいて来ました。
各地でそれぞれ試験日は異なりますが、メジャーなところで言うと、大卒区分(東京ではI類、福岡では消防A、札幌では大学の部)の試験が最も早いです。
試験日はいずれも日曜日です。
東京では5月9日、専門は5月16日
福岡では6月20日
札幌では6月20日
となっています。
東京だけがずば抜けて早いですね。
専門学校・短大卒区分(東京ではII類)については
東京が9月5日
福岡はなし(短大と高校の区別なし)
札幌は9月26日
高卒区分(東京ではIII類)については
東京が9月11日
福岡が9月26日
札幌が9月26日となっています。
さて、大まかに大卒、短大・専門学校卒、高卒の3つに分かれるわけですが、結局のところ何が違うのかと言うと
「最終学歴」です!
そして、試験区分に応じて試験問題も若干異なり(難易度は大卒>短大専門卒>高卒)、さらに採用された後の給料も違います。
加えて、ここは現役消防士しか知らないと思いますが、「昇任試験を受けれる年数が異なります!」
具体的に言うと、例えば大卒の人だと採用されてから3年目になると昇任試験を受けれますが、高卒の人は5年目にならないと受けれないなどの差異があります。
これについてはどこの消防本部に勤めるかで微妙に変わってきます(そこそこで規則が異なるため)が、違いはあるものだということを覚えておいて欲しいです。
まずは一次試験の筆記試験と論作文試験を突破しないといけませんが、それぞれコツがあります。
筆記試験では、知識と知能を試す問題があり、
知識はいわゆる学校で習う国語、数学、物理化学、政治経済、地理歴史などです。
知能はというと、英語、数的推理(処理)、判断推理、資料解釈といった普段勉強したことのない問題となります。
知識と知能の上記区分けについては東京の例です。
ちなみに福岡の場合は「教養試験」としか書いてありません。
札幌は知識問題で現代文・英語、知能問題で判断推理・数的推理・資料解釈とあります。
筆記試験として最も難しいのは全国で東京消防庁であるのは間違いありません。
実際に私も試験を受けてそう感じました。
「東京バージョンで勉強しておけば、他の政令指定都市ではかなり余裕を持てる」と経験上断言します!
もちろん最初から東京を狙っている方は難関の試験を突破しなければいけませんが、コツさえ掴めば独学で合格することは可能です!
私は公務員の専門学校に通ったり、ネットで講座を受講したりは一切していませんが東京の試験に合格しています。
使ったものは書店で売ってる「問題集だけ」です。
公務員試験合格のために、スクールに通ったりネット講座を受講するのももちろん良いと思います。
しかし、独学でも試験のポイントとコツさえ掴めば合格できるのです!
そのポイントとコツについては次回の記事でお知らせしますね☆
消防士ブログ開設!
現役中堅消防士のキュー太です!
消防士って火を消してる🚒とか、救急車に乗ってる🚑イメージが多いと思いますが、実態って知らない方が多いですよね。
実は火を消すだけではなく、交通事故の現場に行ったり、山で遭難した方の救助に行ったり、建物が安全であるか検査したり色々な仕事をしています。
勤務形態はどうなのか、勤務中出動がない時は何をしているのか、休みはどれくらいあるか、給料はどうなのかナドナド…知りたい方も多いことと思います。
また、消防士を目指してる方もいると思うので試験対策や体力錬成など、お役立ち情報を提供したいと考えています。
今日はまず、「消防士になるにはどうすれば良いか」を簡単にお伝えします。
消防士は地方公務員ですので、公務員試験を受験し合格することが必要です。
地方公務員なので、例えば北海道では札幌、函館、旭川など勤務したい市の試験を受験することとなります。
東京や福岡など地域によって試験に若干の差はありますが、基本的に試験は
筆記試験、論文(作文)試験、体力試験、面接試験の4つに分かれます。
一次試験で筆記と論作文、二次試験で体力検査、面接といった所が多い印象です。
これらを突破することで消防士への切符を手に入れる形です!
初めてのことなので、ブログの書き方について右も左もわかりませんが、出来るだけ毎日投稿するよう頑張りますので、読んでもらえたら嬉しいです。
よろしくお願いします☆